円、4年ぶり100円台 一時100円79銭に下落 NY市場、対ユーロは131円台後半
【NQNニューヨーク=森安圭一郎】9日午後のニューヨーク外国為替市場で、円相場は引き続き1ドル=100円を下回る安値圏で推移している。一時は100円79銭近辺と2009年4月8日以来約4年1カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。日銀による大規模な金融緩和の継続見通しを背景に円の先安観は強い。
円安が進み、1ドル=100円台をつけた外為市場(10日未明、東京都港区の外為どっとコム)
この日は米雇用指標の改善などを手掛かりに朝方から円売り・ドル買いが優勢。午後2時前(日本時間10日午前3時前)に円が100円ちょうどの節目を割り込むと、その後は損失限定目的の円売り・ドル買いが膨らんだ。円はユーロに対しても売られ、一時は1ユーロ=131円75銭近辺と10年1月15日以来ほぼ3年4カ月ぶりの円安・ユーロ高水準を付けた。