生活習慣病予防など効能・効果18分野の健康志向食品市場を調査*1(2007/11/19)
−04年のブームを超えて、07年の売り上げ見込みは1兆2,668億円(06年比104.4%)に−
- 健康志向食品市場推移(18効能分野合計) 単位:百万円
2006年 | 2007年見込 | 2008年予測 | 08/06年比 | |
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明らか食品 | 514,200 | 530,130 | 536,920 | 104.4% |
ドリンク類 | 699,590 | 736,660 | 734,900 | 105.0% |
合 計 | 1,213,790 | 1,266,790 | 1,271,910 | 104.9% |
健康志向食品市場は、07年に前年より4.4%拡大して1兆2668億円となり、これまでの最大であった04年の1兆2,641億円の市場規模を超える見通しである。08年はさらに1兆2,700億円以上に拡大すると予測する。07年市場を牽引したのは、特定保健用食品が数多く含まれる整腸効果、生活習慣病予防、虫歯予防などの効能分野である。現在、特保の許可商品はその他に健康志向食品では骨強化、貧血予防・改善、ホルモンバランスの3効能分野にある。
調査結果サマリー*2
○健康食品市場は2006年度 前年度比2.1%減と縮小に転じる
2006年度市場規模6,892億円、前年度比2.1%減と弊社調査開始来初の縮小。大ヒット素材の不在、行政指導・監視強化等が影響。健康・美容に対する消費者の選択肢が食品からサービス・アミューズメント等へと分散化○販売チャネル別では、通信販売ルートのみ市場が拡大
通信販売が2006年度2,050億円、前年度比3.5%増と2,000億円の大台を突破。他ルートが軒並み市場縮小する中で唯一市場拡大。ただし、参入企業増加による顧客争奪戦が激化、参入企業の明暗が鮮明に○好調が続く美容・アンチエイジング、中高年対策、アイケア素材
根強い美容・アンチエイジングニーズを背景に、コラーゲン市場が好調に推移。また当該市場のメインターゲット層である中高年対策の代表格、グルコサミンが引き続き市場拡大。また、若年から高齢者まで幅広い層を獲得しているブルーベリーなどのアイケア素材・商品が堅調に推移