キチンキトサンが配合されたトクホの健康食品が発売されているのですね。
メタボ対策として、継続的に摂取することで動脈硬化などの生活習慣病のリスクを回避することであり、治療を目的としたものではないので注意が必要かなぁ。
日清オイリオグループ株式会社/会社案内/ニュースリリース
下に成分関与を抜粋すると、カニ*1から生成されているようです。
純度はどれだけのものでしょうか。
胆汁酸と関係が深いようですね。良く耳にします。
脂肪やコレステロールを分解排泄するのではなくて、体内吸収を手助けする胆汁酸を排出することで、脂肪やコレステロールの体内への吸収を阻害させる、また、血中濃度を低減させる事が出来るようです。
カニ殻はほとんどゴミのはずだったのに、健康食品に配合されるようになったのですね。
ちなみに、『日本キチン・キトサン学会』があるみたいなので、リンク張っておこう。
◇関与成分 キトサン
・キトサンとは、カニやエビの甲殻などに含まれるキチンから作られたものです。
・本品中のキトサンはカニ由来の原料を使用しています。
・通常、食べ物を食べると胆汁酸が分泌され、コレステロールと一緒となり、コレステロールが体内へ吸収されます。
・キトサンが共存すると胆汁酸はキトサンと強く結合して体外へ排出され、その結果、胆汁酸が少なくなり体内に吸収されるコレステロールが少なくなります。
学会のHPを見ると、その他、再生皮膚治療を目的とした、医薬品もキチンが『キチン創傷被覆保護材『ベスキチン』として、ユニチカから発売されて使用されているらしい。驚きだ!!
ベスキチンは、ベニズワイガニなどの甲殻類の殻から抽出精製した高純度のアミノ多糖類キチンをユニチカが世界で初めて微細繊維状不織布にした、生体親和性が高く、副作用もなく、鎮痛効果、 表皮形成にも優れたユニークな創傷被覆保護材です。用途に応じてシート状、スポンジ状および綿状の製品 があります。
■特長
* 鎮痛、止血効果に優れている 。
* 創傷治癒促進効果がある(繊維芽細胞の増殖、コラーゲンIIIの生成、新生血管の早期生成)
* 表皮形成が速い
* 再生皮膚が滑らかである
* 副作用がない
* 低抗原性
* 生体分解性(リゾチームなどの体内酵素により分解する)■用途
* 熱傷、外傷、採皮創などの外傷性皮膚欠損創に対する被覆保護作用