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Peanuts Blog[かぎや盛岡べん別館]

コロナ禍は厳しい…その時々の気づきを書き綴ります。55歳過ぎての、定年前のシルバー起業。 このままでは楽しくないと… 横浜市の支援と信用保証、銀行融資を活用して、必要な国家資格などを取得。生業としてこれからの働き方改革を自分自身に適用しました。

作業車エブリバンDA17Vのホーンを交換する

最近移動中のこと、クラクションを鳴らしていると、音がビビり音とトーンダウンしてしまった。数秒以上ならすと弱々しくなり警告にならない。
たかがホーンだがコスト掛けて交換するかどうか悩んだ。今回遂に交換した。購入したのは下記の2点。

事前に現品をオート◯ックスで確認、必要ツールやコネクターなど物色していた。

許容電流とパワーリレー

Webからの情報だけでは出てこなかった接続キット。バックスで必要部品を確認して、楽天Webショップから購入。
配線の概要は分かりやすく記載している。
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(電源が短過ぎるなぁ。延長しないと…)

ホームセンターで現物確認したエーモン汎用電工ツールキットも準備した。このツールや部品が実際の作業で効力を発揮した。

ここまで購入したが、電源の取り出しをどうするかでかなり調べた。いろいろあった記載を読んだが、どうもしっくりこない。

『既存のコネクター外してそこから分岐させた』とか『センターコンソール下にあった、バッテリーから繋がれている12V太い電源ケーブルから分岐させた』とか、『FUSEボックスから直接取り出した』とかあったが、どうもしっくりこない。それもそのはず…
さらに調べるとキーワードは下記の2点だ。

  • 電流値
  • パワーリレー

既存のホーンより大電流が流れることによる許容電流10A以上のケーブルと、それをスイッチさせるパワーリレーだ。クラクションを押すことによりトリガーがかかり、バッテリーから流れる大電流をホーンに流すリレーだ。

最終的には、バッテリーに直接接続する以外はすべてNGで、電流値をモニターしているコンピューターが異常誤認識する可能性があることを知った。
このトラブルは結構あるようだ。トラブルがあっても正規販売店は純正以外サポートしない。

このことより、延長してバッテリーからとることとした(車検時は荷物全部下ろした時にバッテリー直結に直さないといけない)。実際には荷物が載っているので、バッテリーに直接接続しているインバーターから12Vをとることとした。延長は5メートルとした。

配線ルートを決める

さてこの次は、配線ルートである。これはWEBでも余り記述されていない。
下を通すか、室内を通すか、室内でも床側か天井側かで検討したが、天井の左サイドを通すことで進めた。この方が安全で作業効率がいい。
天井を通して、グローブボックスの左に落とす。(車検の時はルート変更しなければならない。インバータ接続をバッテリー直接接続に変更が必要になる。)

ドアとのケーブルブーツの穴から、フロントボンネットに通した。

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爪を破損させたためテープ固定
線材の選択だが、ホーンは4Ax2なので、1.25sqか2.0sqのケーブルが必要で、2.0sqのケーブルがなかなか見つからないので、1.25sq(許容値12V140W 許容電流12Aで十分)で配線した。

事前準備作業でこの配線に1時間ほど掛かった。エーモンのコネクタキットで1.25sq用キボシやクワガタ端子で配線しておいた。
振動でケーブルが破損しやすいところは、エルパのスリットチューブ(5Φと7Φ)で保護した。

さらに検電ツールを使った。12Vが延長した末端に来ていることも確認するため。

次の日は穏やかな天候。本作業とする。フロントバンパーの取り外しにかかる。
ファスニングクリップを外すが、泥系の異物が邪魔をして半分以上これが硬い硬い。室内クリップとは異なる。コツを掴むんでからははかどった。
いざバンパー外して、中の配線ルートをイメージ、ホーン取付場所も付属の2本ステーを仮止めして、干渉位置を確認しながら配線を進める。

ボンネット内の配線ルートを決める

ケーブルキットの15AFUSEを取り付け、既存12Vコネクターを配線する

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15AFUSE部品を固定する
既存12Vコネクター(赤色1本のみのコネクタ)から付属の分岐コネクタを圧着する(しかし、付属の分岐コネクターで配線後、動作確認時、これがうまく接続出来ていない原因でホーンは鳴らなかったので注意が必要)

30Aパワーリレーの位置を決める

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パワーリレーの位置を左側へ
共締めできる所が意外にない。反対側のこの位置を決めて、配線を進め固定しゆく。

GND位置を決めて接続する

共用できそうな場所が一カ所ある。向かって右側のバルブの後ろ当たりに集合GND端子があった。既に2本が接続されている。本当は3本までだが、追加で3本、計6本をクワガタ端子で固定する。

ホーンを固定する

先にホーンを取り付けてしまうと、配線の邪魔になるので、この時点で最終位置を決めてゆく。
付属のステーは仮止めで、他との干渉を避けながら位置を決めた。ホーンのラッパの向きは下向きが標準だ。
結局角度が付いているが固定できた。

いよいよ確認動作

フロントバンパーはまだ取り付け直していない。仮配線のまま確認試験。さーて鳴るかなとクラクションを押すと「鳴らない」?(キット付属のやっぱり既存12Vラインからの分岐か?)
この分岐をやめて、対象の0.75sq青色ケーブルへ平形端子を圧接して直接雌コネクタへ接続を確実にさせた。(エーモンのコネクタキットが役立つ)

結線用テーピング処理

車用の絶縁結線用テーピングを購入。純正は高いので代用品、

粘着力は強いがネバネバしていない。よく伸びる。手で引きちぎれる。
ケーブルキットは結構余裕がある長さで、その後処理が気になっていたが、この結束テープは非常に使い勝手が良かった。今後様々なシーンで活躍しそうだ。

最終動作確認

さてさて、今度はどうだろう。クラクションを押すと!!「パーーん!!」おー!かなりびっくりした。こりゃいいや。ちゃんとした警告になる。
3秒くらいならしても安定している。成功だ。軽バンが、音だけはミニバンに昇格した感じ。
かかった時間は2時間半程度。

実際の使用感

  • 分かっていても結構大きい音。開口部は下側に向かって取り付けているので、運転席まで下から響いてくる。
  • 連続音は、3~4秒が適当。単発な警告音はいいが、無理な割込みへの連続音は、3秒程度が適当。2個で8A程度流れるので、最後はショボイ音になることがある。バッテリー残量によるもの。