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Peanuts Blog[かぎや盛岡べん別館]

コロナ禍は厳しい…その時々の気づきを書き綴ります。55歳過ぎての、定年前のシルバー起業。 このままでは楽しくないと… 横浜市の支援と信用保証、銀行融資を活用して、必要な国家資格などを取得。生業としてこれからの働き方改革を自分自身に適用しました。

求心力と遠心力

見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み
 経営には大別して二つの『経営コンセプト』がある。『経営スタイル』ともいえるような物が経営にはある。
一つは、「求心力で回す経営」である。
 「求心力で回す」とは、会社の求心力が飛び抜けて強く、中央集権的にものごとを判断して決定して行く経営スタイルのことだ。創業者が君臨する企業、あるいは絶対的な権限が本社に与えられているような企業がこのタイプの企業といえる。
意志決定が早く明確で、現場における実行に際しても一糸乱れぬ統率をとることができる-------そんな企業における現場の役割は、自分たちで率先して何かを決めると言うよりも、決められたことを確実に実行することが中心となる。
 それとは逆の、もう一報の経営コンセプトは「遠心力で回す経営」だ。
 「遠心力で回す経営」とは、「求心力で回す経営」とは対照的に、ビジネスの最前線である現場に大きな責任と権限が委ねられ、現場もしくは現場に近いところでものごとを判断・決断し実行して行く経営スタイルである。
 もちろんこの場合でも、大きな方向性や方針は経営トップから示されるが、実行上の責任と権限は現場に大きく委ねられている。この経営コンセプトこそが、言葉を換えると「自立的問題解決型組織」である、これを実践するために必要な組織能力こそが「現場力」なのである。

見える化」:東洋経済新報社抜粋