デジタルコンテンツ今後の市場は微増に*1
富士キメラ総研は、デジタルTVや携帯電話、PCなど各種メディアで活用される映像や音楽配信サービス、ゲームといった「デジタルコンテンツ」の市場調査結果を発表した。
2009年の国内デジタルコンテンツの市場は、各メディア市場とも拡大したが、規模の大きいデジタルTVとパッケージソフトの両メディア市場が縮小した結果、前年比2.5%現の七兆六六七六億円となった。
また、今年もパッケージソフト市場の縮小が続き、前年比0.2%減の七兆六六七六億円見込んでいる。
拡大するメディア市場の中でも、特に伸びているのが『電子書籍』『ネットワービス』『デジタルサイネージ』の分野だ。
電子書籍は携帯電話やスマートフォン向けを中心に拡大している。
ネットサービスはオンラインゲーム中心に広がりを見せる。
また、デジタルサイネージは、導入が思うように進まなかった流通/小売業で導入が進んだことが拡大に繋がっているとみている。
今後のデジタルコンテンツ市場は、10年から一部の企業で業績が回復し、徐々に広告収入も戻ってきていることから、11年以降はプラスに転ずると予測。
しかし、パッケージソフトの縮小が続くために、微増に留まり、14年の市場規模は、0.5%増の八兆一二一一億円になるとみている。
*1:東京IT新聞八月二四日版