IBMから学んだこと。そのキーワードで探していたところ、トーマスワトソンと松下幸之助の言葉を信条にする酒井社長(当時)の話に行き着いた。
先日、大阪・門真にある「松下幸之助メモリアルホール」を見学しました。
松下幸之助の心と足跡が資料や映像で展示されていて、日本を代表する偉大な巨人経営者の一生に触れる事が出来、大変感激しました。
没後15年が経過するが、その経営哲学と心は松下電器産業の隆盛の源であるだけでなく、私達を魅了してやまない永遠の生きた道標といえます。IBMのトム・ワトソンの三つの信条(個人の尊重、お客様への最善のサービス、完全性の追求)が今日のIBMを築き、今尚不変のIBM経営理念であるのと同様に、企業にとっての商いの原点は、偉大なリーダーと時代を超えた経営理念、そしてそれに共鳴し命を賭ける社員の存在である事を改めて感じました。
幸之助曰く、「自分は商売人であるという原点意識を忘れない」
「いっさいがサービスから始まる、喜び喜ばれる姿の中に真のサービスがある」
「人の心もまたこれによって移り動いていかなければならない。物と合わせて心を作り、物とともに心を売り、お金とともに心をいただく、それが商いの心である」。・・・・中略・・・・
帰館時にいただいた幸之助直筆コピーの「青春」の賦を早速部屋に掲げると共に、「商いの心」を毎朝反芻し、至らざるを毎夕反省している今日この頃です。
商売人であるという原点意識を忘れない
この言葉は深く突き刺さる。わたしも商いの心を紙に打ち出し、トイレに貼り付け、毎日反芻し、至らざるを毎夜反省している。