Chinese (Simplified)Chinese (Traditional)EnglishJapaneseKorean

Peanuts Blog[かぎや盛岡べん別館]

コロナ禍は厳しい…その時々の気づきを書き綴ります。55歳過ぎての、定年前のシルバー起業。 このままでは楽しくないと… 横浜市の支援と信用保証、銀行融資を活用して、必要な国家資格などを取得。生業としてこれからの働き方改革を自分自身に適用しました。

あおぞら銀 再上場暗雲

SnackRed2006-11-14

破綻した「あおぞら銀行」がきょう14日、東証1部に再上場した。売り気配で始まったが、売り出し価格(570円)を13%下回る495円で寄り付いた。東証1部の新規上場銘柄では初値が売り出し価格を10%以上も割り込むのは極めて異例。午前は508円で取引を終えたが、その行く手に暗雲が漂っている。

破綻したあおぞら銀行、再生することも半端でないのに、再上場を果たしていることは驚くべきことだ。
以前調べた数字あるが、備忘録として再度ここにまとめることとする。

  申立 開始 許可 終結 廃止
2000年 610 543 457 113 246
2001年 965 855 676 98 359
2002年 942 844 728 90 224
2003年 839 722 288 34 473
3,356 2,964 2,149 335 1,302
  100% 88% 64% 10% 39%

 すなわち、申立をした企業3,356社の10%にあたる335社のみが再生を終結しており、終結までに3年から10年かかると言われている。

 また、2,149社が裁判所より再生開始の許可が下りているが、36%は申請に対して許可を得られていない。
 この時点で会社清算が開始される。
 
 さらには、再生を開始しても、39%にあたる1,302社が再建不能として、本来清算を行うべき会社が多数いることになる。
この数字を見ただけでも、並大抵のことではないのだから、再上場、しかも、8年で東証一部にであるから驚くばかり。